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自己教育力〜砂数字〜(数教具)
2024.1.8
モンテッソーリの教具の中に
砂文字というものがあります。
板にあるザラザラした文字を指でなぞって
発音することで文字を体得するものです。
見てなぞることで体で形を感じ吸収していきます。
年中の男の子と会話中に
「数字がわかるようになったんだ〜!!
書くのは少し難しいのがある…」と聞き、
砂文字をしてみることになりました。
「9がむずかしいんだよ、9」
と難しい顔をしていました。
数字の9の砂文字と鉛筆、紙を用意します。
砂文字をなぞり、そして紙に鉛筆で書いていくうちに
「難しいな」や、「すこしいい感じ」など
言いながら1枚だけにとどまらず書いていきます。
この日は3枚目で納得がいく
「9が書けた!」とニコニコでした。
またある日も、そしてある日も、
自分から9の砂文字を持ってきて
1人で書くことを繰り返していました。
なんとか3枚目でやっと上手に書けた9で終わらず、
自らまた繰り返えし自分が目指す9が
書けるようになる目標をもっての活動は、
大人から教えられた学びではなく
モンテッソーリ教育の場で
大事にされる子どもの自己教育力です。
内発的動機からの活動は
子どもの内側から湧き出てくる欲求やエネルギーが
満たされ子どもは満足感と自己効力感を
育むことができます。
上手に書けて嬉しいという子どもの笑顔も、
真剣に集中している姿も素敵です✨